一定期間更新がないため広告を表示しています

 伊坂氏の作品を読むのは、「重力ピエロ」「陽気なギャングシリーズ」に次いで3番目となる
映画化されるのは知っていたが、なんとなく読まずに居たのはタブン「重力ピエロ」のイメージが強すぎてそれを壊したくなかったからなんだと思う(なんとなく、陽気なギャングは別格になってしまっている…)。
しかし、会社で読む本を探していたときに 本屋に積まれているコレを見て、観念した。
帯の「神様を閉じ込めに行かないか?」というセリフに、やられた。


ストーリーは、2年前と現在が交差する
どちらかというと、現在の語り部である「椎名」にシンクロして読んだ。
2年前の出来事と、現在 巻き込まれていく「椎名」と、そして巻き込まれるように読んでいるワタシ。
独特の、全てを語らず 想像させるような書き方が、もどかしくもあり・好ましくもある。
想像していたとおりではない結末
切なくて、悲しいのに、こういう展開が好きではないワタシでも、この結末はすんなり受け止められた。
なんとなくその理由はわかるけれど、言葉にして説明するのは難しい
ちょっぴり海外の匂いがして、日本のものではない思想がちりばめられているのが、きっとミソなのだと思う。
「そっか、そういう考え方もあるんだ」
寂しいはずなのに、その寂しさをカンジさせない書き方に、最後の 「椎名」の 当事者じゃないから同じ思いを共有できない というあの率直な言葉に、「第三者」ですらない「読者」のワタシは救われる。


きっと、この文章を読んだ人は、さらにもどかしい気持ちになっていることと思う
でも、言葉にしてしまったら 文章にしてしまったら きっと陳腐になってしまうから、これ以上は書かないことにする
読んだら、読んだ人の数だけ 感じ方もあるし、もしかしたらストーリーですら違う受け取り方があるのかもしれない
数学と違って答えは1つじゃない
だから読書って楽しい
誰かがつまらないと言った本でも、他の人には違う魅力があるかもしれない
だから人は、本を読むんだと思う
人との出会いがあるように、人生で1冊!と思える本と出会うために。
アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂 幸太郎
4488464017
重力ピエロ
伊坂 幸太郎
4101250235
関連する記事
コメント
コメントする
トラックバック
この記事のトラックバックURL